栃木県小山市に建設されたクリニックのサイン計画。
地元に密着した医療提供を目指す女性ドクターがオーナーのこの建物は、女性建築士による設計の建物である。デザインにあたっては、クリニックの中核である待合室の平面形状をモチーフにし、「F」を組み立てて基本形とした。表示のレイアウトによっては、形を分解し、グラフィックの要素として自由に使うことができるように、三色の規定カラーを守ること以外はルールを定めていない。
患者によって症状はさまざまであるが、皮膚をきれいにしていくことの先には、同じ価値観があるのではないかと思い、それを象徴するものとして自由な使い方にしている。ランダムな使い方ながらも当クリニックのアイデンティティーとして機能することを目指したサインである。
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